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第五章 小道具から学ぶ俳優の「心」 [美術]

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外部発注がほとんどの中で、たったひとつだけ発注しなかったものがある。

舞台監督の神谷さんの指示の下、その制作は行われたのだが…。

この小道具作りに参加してくれた俳優は10名。

意図があって、本当は若手だけにさせたかったのだが、

ベテラン俳優も来てくれた。感謝。

 

その制作にあたっては、ある劇団にお邪魔して、作り方、操作方法を

参考にしてもらい、とても良い経験になると思っていたのだが…。

若い俳優たちから最初に返ってきた言葉は…

「私達にはできません。難しくて…。」

などなど臆した言葉だらけ。

マイナスの波動がど~っときた。

ふむ、この若い俳優たちに「心」を学ばせるにはどうすれば良いか…。

しばし、考えを巡らせた。

 

俳優にスタッフサイドの仕事を一切させないという団体もあるが、

それはごく僅か。

小さい団体はスタッフサイドの仕事を俳優たちにやってもらう。

僅かでもそうした経験を積んだ方が、俳優のためになると私達も考える。

なぜならスタッフの力なしに、俳優は舞台の上で光輝くことが

出来ないからだ。

大勢のスタッフの協力があって、舞台は成立する。

そのことを俳優は「知る」必要がある。

 

お芝居の世界は心配り、気遣いの世界でもある。

ぞんざいな口をきく俳優や横柄な役者は

スタッフに嫌がられるのは世の常。

ひとつの芝居がたくさんの人の手で生まれていく過程を

しっかりと見ないと音痴な俳優になってしまう。

そしてスタッフの作業工程がどれだけ大変なものかを

知ることも必要だ。

心配りの出来ない俳優はいつか消えていく。

そう言う意味で昨日の小道具制作は意味があった。


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第四章 仁平祐也さん~美術家 [美術]

A-image Designさんに描いてもらった小劇場用の最初の美術案

客席と一体となった素敵なデザインでとても気に入っていた。

だが数ヶ月後、オープンスペースの劇場から

プロセニアムアーチのある中劇場への大幅な変更があった。

そう、前進座劇場に決定。

まさかの和物の劇場。

A-image Designさんには寝耳に水。

予想しなかった展開にさすがに頭を抱えていた。

出来あがってくる修正案を見たが、OKを出せない。

劇場空間とデザインのイメージが合わない。

前進座劇場と融合できるイメージ…。

動的で、横広がりの舞台を縦にも突き抜けて見える絵。

。。。

演出家は決断した。

新しい美術家の起用。

小劇場の芝居を数多く手がけている仁平祐也さんが浮上した。

迷っている時間はない。

時間との勝負である。

 

仁平祐也さんは大阪芸術大学を卒業後、TVの大道具制作に携わり、

小劇場の公演から大劇場の舞台まで幅広いジャンルでの実績がある。

過去の作品をいくつか見せてもらった。

…いける…。

彼の人柄と作品。

何か確信めいたものがあった。

小劇団、プロデュース公演、イベントなど多彩な演目を

驚くほどのスピードでこなしていく。

 

そして1ヶ月後。

演出家が注文を一切つけず、台本から起してもらった美術案。

面白い!彼のセンスが見えた。

ただ場面を転換した時の変化が解かりにくい。

大きな予算があり、転換後に別の道具を使えるなら問題なし。

だが今回はイッパイ道具。だから却下。

 

今度は動きに必要な出入りと通路を明確にして描いてもらった。

1週間後…。

豊かな発想力がそこには溢れていた。

仁平さんの独創性と夜物語のイメージがようやく重なった。


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第四章 本チラシ(表)~夜物語の世界 [美術]

  

 A4flyerfront4..jpg 

      ↑ A-image Designさんによる「夜物語」のチラシ(表)

 

うやく本チラシの最終稿が上がった。

A-mage Designさんが思い描いた「夜物語」の世界。

美しい夜の色が窓枠の向こうに煌めいている。

台本をお渡しして、初めて描いてくれたのがこのイラスト。

見せて頂いたのは昨年の夏頃になるだろうか…。

それから仮チラシをお願いして、印刷にかけ、

今年に入り、ようやく本チラシの手直しをして、上のものに決まった。

 

flier1.jpg 

              ↑ 仮チラシ 大好きなイラストです。

       

さて、チラシの裏面だが、キャストの絞り込みまであと一歩。

出演予定者を決めたら、印刷にかける。

だからチラシの完成は4月末~5月初め頃になりそう。

でも皆さんにいち早くお知らせしたくて表面を掲載しました!

気に入っています。

。。。

シアタープロジェクト羽鳥のホームページにはこれより大きい

サイズで掲載されています。見て下さいね。

http://www012.upp.so-net.ne.jp/hatori/

 


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第二章 上演予告~仮チラシ [美術]

美術のA-image Designさんとチラシの打ち合わせを開始して、ようやく仮チラシが完成した。

これでいいかな~と思っていると、イラストのこだわりがあって、僅かな向きを変えたりと、丁寧な仕事をしてくれた。

片面チラシ、カラー4色のクラッシックな雰囲気の品の良い絵柄。俳優名は一切ない。1年かけて選定中のため、誰も掲載できない。 

記載されているのは上演開始月、劇場名、オンラインシステム導入の告知、スタッフ名など。

これを各劇場に配る。仮チラシを手にとって頂けるのは僅か1万人。他の方はホームページを御覧頂いて、ダウンロードして頂くしかない。

素敵なイラストはこれで終わりではない。来年になると本チラシで鮮やかな色に変化する。これまた楽しみである。

 

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序章 美術② [美術]

シンプルだが、変化をつけると何通りものシーンに見える。森であり、部屋であり、屋根裏であり…。照明との連携がとても重要になってくる。

羽鳥さんがA-Image Designさんにお願いしているのはイッパイ道具と言って、ひとつの装置で見せていく装置だ。これは工夫しないとシーン変化がわかり難い難点がある。でも出来上がってくるデザインを見ると不安は消えていく。面白い。

美大時代から小さな劇団で鍛えられている方なので、どんな要求にも応えてくれる。早く劇場を決めないとね。寸法も決まらない。すみませ~ん。


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序章 美術① [美術]

A-image Designさん。フリーで仕事をしている美術家。イラストから小道具、装置、衣裳に至るまで何でもこなす。直接お会いしていないが、装置、衣裳のデザイン画を見せて頂いて、この人にお願いしたいな~と思ってしまった。この思い込みは大切で、第一印象、インスピレーションは大事。

台本とMDを渡し、思いつくままに考えて欲しいと羽鳥さんがお願いした。イメージを伝えるのは難しい。海外で上演された舞台関係の本を何冊も持ってきて、そこからヒントを得ていく。数ある本の中で、思い描いていたイメージに近いものをちゃんと選んでいる。やっぱりこの人がいい、とまたまた思ってしまった。


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