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「月刊ミュージカル」12月号にて『夜物語』を絶賛!光栄です [観劇感想]

 『月刊ミュージカル』12月号!(2010年12月1日発行)

バラエティ時評」にて『夜物語』が絶賛されました。

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ウルクー(伊藤謙吉) 妖精(野口智世)

 

 

【秀逸な童話ミュージカル『夜物語』】  by瀬川昌久

シアタープロジェクト羽鳥を主宰する羽鳥三実広が、

オランダの作家パウル・ビーヘルの童話を自ら脚色・演出した

ミュージカル『夜物語』(11月3日~7日、前進座劇場)は、

物語・音楽・ダンス三拍子揃って周到に準備された

近頃出色の出来だった。

 

ビーヘル(1920-2006)の原作(翻訳=野坂悦子、徳間書店刊)は、

おばあさんの家の屋根裏に住む小人が妖精と出会い、

普通の生き物のように限りある生命をもちたいと願う

妖精の遍歴をきいていく話で、色々な出会いを要領よくまとめて、

ファンタジックで感動的な舞台に仕上げた。


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ナーンジャ フキゲンジャー カーンジャ 精霊たち

 

日本の童話にはない原作の多様な登場者の面白さが

Wキャストで十分に活かされた。

妖精(野口智世・門川明日香)、小人(安福毅・喜多原拓人)、

おばあさん(山田明美)など、それぞれの役柄を好演。

 

ナーンジャ、カーンジャ、フキゲンジャーと名乗る3人の

魔法使いのそれらしい振る舞いも秀逸。

小人を囲むドブネズミとヒキガエルも動作や台詞廻しに

コミカルな個性を発揮した。

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その他、総計30余名が2役以上のせりふと演技をよくこなした。

肝心の歌とダンスもレベルが高い。

音楽ナンバー24曲(作曲=本田成子、鈴木喬子)全て旋律が美しく、

ソロと合唱のバランス良く、高音をきれいに出した。

 

弦を主体にしてブラスの強音を使用しない伴奏編曲(小島良太)が効果的。

ダンス(振付=松永さち代)は場に応じて多彩。妖精の群舞はバレエ風に、

フルエの女王の軍隊は早いテンポの激しい踊りで攻撃する。

 


キャストは四季など劇団出身が多いが、羽鳥塾生もおり、

羽鳥の指導で相当の芸水準を身につけている。 

作品としての完成度は相当高いと思うので、

ぜひ定番になって欲しいと願う


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