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響人~お月さまのジャン [舞台]

そのお芝居は軽やかな赤ワインの味わいがした。

デカンターに移され、程良い室温の中で家人たちが

テーブルにつくのを待っているワインのよう。

グラスに注がれ、舌先にゆるやかに滑り込む。

甘すぎず、辛すぎず、お料理の味をほんのりと

引きたたせ、家人のお喋りを弾ませる。

どこのお宅にもあるようなハウスワイン 

「お月さまのジャン」はそんなお芝居だった。

 

俳優が挑戦している姿は美しい。

とりたてて大きなドラマがあるわけでもなく、

とてつもない事件が起きるわけでもない。

ごく日常的な会話の中で繰り広げられる

奥深い愛の物語。

「お月さまのジャン」はそんなお芝居でした。


タグ:夜物語
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